黒姫実習4日目、最終日のご報告です。
毎朝恒例のラジオ体操を終えた後は実習全体の振り返りです。リラックスした雰囲気の時間では、この実習から自分自身が学び取ったことや考えたことの共有とディスカッションが行われていました。
ハワイ式の哲学対話形式で実施する班もあったようで、筑坂の多様性がここにも現れているように感じられますね。
それぞれの班で話し合われたことは異なりますが、筆者の班では以下の3点が主に話し合われました。
①野尻湖ナウマンゾウ博物館の近藤洋一館長との関わりを通して、その道を極めている人は心の底からそのことを楽しんでいることを知れた。また、それは筑坂の先生達にも共通していると感じた。自分達も今目の前にある学びをとことん楽しむことを大事にしたい。
②勉強というと机に齧り付いて何か問題を解いているようなイメージを持ちやすいが、今回の実習や筑坂での学習は必ずしもそうではない。自分達が今取り組んでいることを<勉強>だと認識してもらえないことも少なくないが、それが<勉強>になるかどうかは時間が経った後に振り返ってみないと分からないのかもしれない。
③他者と議論する場面において、論理と感情はどちらがより優先されるのかについての議論。日常会話や科学などの様々な文脈の話に言及しながら、最終的には「感情はとても大事であり、感情を大事にするために論理を駆使するのだ」という解釈に辿り着いていました。
まさかの延長戦に突入しての最後は時間切れで強制終了。本当はもっと話していたかったと名残惜しそうにその場を離れる生徒達… とはいえ次に行ったのは飯盒炊爨なので、お昼ご飯のためには致し方なかった!
火起こし練習でマシュマロを堪能した後はカレー作り。野菜の切り方にも班の色が出ていて面白かったですね。
3泊4日の実習もこれで終了ですが、また来年はさらにバージョンアップして帰ってきます。みなさま是非に参加を。