【授業】総合地球科学入門2023・黒姫高原実習1日目

2011年から始まった総合地球科学入門も今年で13年目を迎えます。
今年は1~3年生の希望生徒30名が参加し、長野県信濃町黒姫高原にて地球科学に関する様々なプログラムに取り組みます。

1日目はナウマンゾウ博物館を訪問し、ナウマンゾウの特徴や野尻湖周辺で発掘された化石等の展示物を見学しました。
近藤洋一館長からは「人間がナウマンゾウを狩猟していたことがわかる根拠は何か?」という問いを頂き、生徒たちは「石器による傷を分析する」「人間が調理した痕跡を探す」といった様々なアイディアを提案しては、そのことを証明するための方法を検討し続けました。

その後は、本物のアジアゾウの骨を用いて、生徒たちが協働して骨の各パーツを並べてゾウの骨格を検討しました。
また、近年発見された露頭を観察し、野尻湖周辺の地殻変動について学びました。

さらに夕食後は、近藤館長による講義を聴き、その後の質疑応答では40分以上経っても終わらず、時間切れでの終了!
鋭い質問をする生徒とそれに対して的確なコメントをする近藤館長との一歩も譲らぬ好戦でした!
地球科学のみに留まらず、「科学とは何か?」「事象を科学的に実証するための方法とは何か?」といった科学観を深堀りする機会になりました。

明日の頭と身体を使うプログラムに向けて、今日はゆっくりと休みましょう!