オーストラリア研修5日目の報告をお伝えします。
今日の目的地は、メルボルン・ハイスクール。特別なご縁がある藤野先生に迎えていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。先生は以前、本校にご勤務されていた方で、その繋がりで今日の訪問が実現しました。
1時間目から、私たちは日本語の授業に参加させていただきました。メルボルン・ハイスクールの生徒たちは、もうすぐ行われる日本語のインタビューテストで行うプレゼンテーションをしてくれました。テーマは「高齢化社会とその未来」「部活動における問題点」「金継ぎの哲学」等と、非常に深く幅広いものでした。この後、私たちの生徒とメルボルン・ハイスクールの生徒でグループを組み、ディスカッションや言語交流を楽しみました。
校内ツアーをはさみ、5時間目までの授業を一緒に参加させていただきました。海外の学校での授業体験は、非常に貴重です。そして、生徒同士の交流が最も印象的でした。将来、世界を牽引していく彼らの、自分の言葉での熱意ある交流を見て、とても感動しました。
午後は、特別な講演がありました。本校の卒業生で、メルボルンにあるモナシュ大学で心理学を専攻する中山さんからの講演を受けました。中山さんは、海外での学びの意義やそこでの苦労について実体験に基づいて語ってくださいました。私たちの生徒も、中山さんの話に熱心に耳を傾け、多くの刺激を受けていました。実は中山さんは4年前に実施されたこの研修の参加者の一人として初めてメルボルンを訪れました。今回の参加者からも海外で学ぶ生徒が出てくることが楽しみです。
今日も一日、たくさんの学びと感動の中で終わりました。生徒同士の真剣な交流や、卒業生の先輩からの話、本当に貴重な経験ができました。