筑坂人Vol.7(茂木さん)

『筑坂人』第7弾では、茂木もも子さんにインタビューを行いました。茂木さんは筑坂を卒業した後、親大学である筑波大学へ進学し、同大学でマスター(修士)とドクター(博士)を取得し、現在は東京農業大学 地域環境科学部 地域創成科学科で助教をされています。

茂木さんは令和5年2月に行われた研究大会で生徒発表の指導講評や、令和5年10月の「プロフェショナル講話」の講演など、本校に大いに貢献してくださっています。今回のインタビューでは、筑坂時代のことや、卒業生から見た筑坂の良いところや、研究に対する思いなどについてお話を伺いました。それでは、第7弾の『筑坂人』をお届けします。
※下記の記事は2回に渡って行ったインタビューをまとめたものです。

今年も研究大会が近づいてきています。昨年度の研究大会で、「生徒発表の指導講評を東京農業大学助教の茂木先生お願いします」と司会の方が言った後、「茂木先生は本校の卒業生です」と言ったのを聞いて感激しました。改めて、ご覧になった発表はどうでしたか。

はい、筑坂の研究大会は生徒の発表を通して、筑坂生が1年次で何を考え、2年次でどんなスキルを身に付け、3年次でどう卒業研究として表現するのか、つまり筑坂の教育の成果を示してくれる大切な行事だと考えます。

まず、1年次生は『産業社会と人間』で学んだことを発表してくれました。ひとりひとり個性豊かに伸び伸びと表現しており、多様性を重んじる筑坂らしい発表だったと思いました。この1年、各自が目標とする将来に到達できるよう2年次以降の時間割を完成させる過程で、自分の関心に気づこうと努力したと思います。大学生でもそれに気づけていない人は意外と多くいると思います。受験勉強が中心的な高校生が多い中、高1で自分の関心とは何かという問いに向き合えることは貴重な機会だと思います。しかし、ここで1つ注意してほしいことは、その関心が他者から承認されるためのものになっていないかということです。誰でも人から認められたいものですが、あくまでも自分の中にある本質的な関心を大切にしてほしいと感じています。

次に、2年次生は、『T-GAP(筑坂グローバル・アクション・プログラム)』について発表してくれました。どのグループも素晴らしい発表でした。チームで社会課題に取り組むという点や、協力してくれた学校外の方々へフィードバックしようという姿勢が強まっている点に私が在学していた頃にはなかった変化を感じました。社会の状況や価値観に判断を委ね過ぎずに、大切なものは何かを考え、それをチームで達成しようとすることは非常に大切な経験になると思います。

最後に、3年次生は『卒業研究』の成果を発表してくれました。1年次で自分の関心に気づき、2年次で同じような関心を持つ人たちとグループで探究活動を行い、3年次では一個人として研究に取り組んだと思います。どの発表も素晴らしく、私自身の研究を振り返り、身の引き締まる思いがしたほどです。皆さんはまさに「情報消費者」から「情報生産者」になっているのだと思います。研究の過程で、参考文献をたくさん読んだと思います。「批判的に読む」とは攻撃的になることではなく、納得いくか否かを見極めることだと考えます。自分が立てた問いに対して、知の巨人たちが積み重ねてきた理論などを用いて事実をとらえ、調査や実験結果を分析し説明しようと試みたと思います。その力こそが多くの分断がある現代の矛盾を超えていく原動力になると信じています。つまり、自身の恩師が伝えてくれましたが、情報を精査し、冷静な頭脳を持って、暖かい心で研究をまとめていく、それが筑坂の卒業研究で身につけてほしい力だと思います。

茂木先輩は、高校時代にどんなテーマで卒業研究に取り組みましたか。

はい、私は土壌について取り組みました。土壌に関心を持ったきっかけは、当時、環境問題の中でも特に砂漠化が取り上げられるようになっていたことです。さらに、私の父が土木技術士(建物を立てる前にボーリング調査を行う技術者)で、小さいころ、父の仕事に付いて行き、土の中からいろいろなものが出てくるのを見て関心を持ったことも挙げられます。卒業研究は、筑坂と筑波大の先生方に教えてもらいながら、学校の敷地内の雑木林で土壌断面を掘って調査しました。

高校 土壌調査

卒業研究に取り組んで良かったと思うことはどんなことですか。

1つ目は、土壌に関して高校の授業で習うことは少なかったので、新たな研究対象に触れることが出来たということです。2つ目は、土壌について研究に取り組まれている方々の姿勢や情熱に触れることができたことです。3つ目は、土壌が生態系の基盤であることを認識できたことです。土壌について卒業研究の中で学べば学ぶほど、その重要性に気づけたことが良かったと思います。とても興味深い研究対象だったので、大学に入ってからも研究を続けたのですが、それは筑坂で学ぶ機会があったからこそだと思います。

卒業研究は、高校卒業後に役に立ちましたか。

はい、卒業研究を通じて土壌に出会えたことで、高校卒業後も学び続けたいというモチベーションを持つことができました。大学で土壌の研究室に入るためには多くの単位を取得する必要がありましたが、学びたいというモチベーションがあったからこそ頑張れたと思います。

高校時代はどの科目群を中心に科目を履修していましたか。

生物資源・環境科学科目群を中心に科目を履修していました。各授業の中で環境や自然について学んだり、農業実習も受講しました。いつも先生方のサポートに助けられながら学んでいました。

生物資源・環境科学科目群を選択した理由を教えてください。

入学前からずっと生物資源や環境科学について学びたいと思っていました。その背景には両親が山岳部ということがあり、家族旅行の登山やスキューバダイビングを通して「自然って美しいな」「自然とどうしたら共存できるのかな」ということを考える機会があったことと、そうした分野を学びたいと強く思うようになったことが選択した理由です。入学前に普通科の学校と筑坂を比較して、筑坂の環境や先生方の熱意に惹かれこの学校で3年間学びたいと思い入学しました。

高校時代の学びの中で、最も印象に残っていることは何ですか。

すぐ思い浮かぶのは自然農の実習です。農業と一口に言ってもその方法は様々で、その中でも自然との調和を考慮に入れた方法があることを知り、勉強になったことを覚えています。同時に農家の収益や食料生産の安定性も考えなければならないという現実的な課題についても学べたことが印象に残っています。

高校時代にはどんな活動に力を入れましたか。また、一番心に残っていることは何ですか。

農業関係の実習には自然と力が入りました。志を同じくする仲間たちと和気あいあいと楽しみながら一生懸命に作業に取り組んだことを覚えています。その実習をした時間が今の私を支えていると言っても過言ではありません。高校時代にジェンダー的批判のない環境で学べたことや、ハンディキャップを持つ友達も含めてみんなで勉強できたことが一番心に残っているし、価値あることだったと思います。

高校時代、大変だったことを教えてください。また、それをどうやって乗り越えましたか。

卒業研究のテーマ決めが大変でした。興味があることや、自分にとって必要な学びは何かを考えて決める必要があるのですが、それがとても大変でした。私は、そのような時は周りの人に聞いてみました。自分のことをよく知っている人に、「私ってどんなことに興味があると思う」と聞いてみたりもしました。

高校を卒業して振り返ってみた時、先輩にとって筑坂はどんな場所だったと思いますか。

筑坂は私の原点です。私が筑坂で学び、今も支えられていることを4つお話しします。

1つ目は多様性への考え方です。今ではダイバーシティ(多様性)という言葉が一般的になりましたが、その価値観を当時から肌で感じて理解していたと思います。国籍やバックグラウンド、ハンディキャップの有無などとは関係なく、みんな素敵であると感じた場所、それが筑坂でした。世の中には様々な価値観を持った人がいて、そこに優劣などないことを自然に学びました。今も、私は、様々な立場で頑張っている友人たちに恥じないように生きていきたいと考えています。多様な学友がいたことで、LGBTQ+や貧困など様々な社会問題に目を向け、知りたいという想いを持てるようになりました。

2つ目は自分に向き合うことの大切さです。筑坂は自分と向き合う楽しさと苦しさを教えてくれた場所でもありました。筑坂の先生方は生徒に「どんなことに関心があるか」「どんな風に取り組みたいか」などたくさん問いかけてくれます。その中で自分をみつけることができ、自分に問いかける習慣もできました。人は様々な場面で自分に問いかける瞬間があると思います。筑坂は自分に問いかける訓練を3年間することのできた場所という意味で、とても大切な場所だったと思います。さらに、大切な決定をするときは、他の人の価値判断に左右されるべきではないことを学びました。つまり、何歳だから、女性だからではなく、自分が何を求めているかを大切にして、自分と対話しながら生きていける力をつけてくれたのが筑坂の3年間だったと思います。自分の中の大切なものを自覚すると、他者にも大切なものがあることに気づき、互いへのリスペクトを育んでいったと思います。

3つ目はコミュニケーションの技術です。筑坂ではグループワークの機会がたくさんあります。議論をする際、相手の意見を「いや、それは違う」と拒絶するのではなく、まず「うん、いいね。だけど、私は○○と考えるよ」と受け入れる姿勢から始める大切さを学びました。後で知ったのですが、これは心理的安全性といい、議論を建設的に行い、未来を構築するために大切なスキルです。

最後は自分で行動して知ることの大切さです。筑坂では当事者にお会いする機会が多くありました。本やインターネット上の情報など、人は言葉を通して物事を理解しようとしますが、言葉を研究している人類学者の先生方によると、人間は言葉だけでは本当には理解できず、会ったり、触れたりすることで初めて物事を理解することができるのだそうです。世界には多くの分断がありますが、勝手な憶測ではなく、自分で直接知ることで世界の事実をとらえてほしいと思います。

高校卒業後の進路について教えてください。

高校卒業後は、筑波大学の生命環境学群生物資源学類に進学しました。その後は大学院に進み修士課程を修了し、短期留学や社会人経験を経て、最終的には筑波大学で博士号を取り、他大学での勤務を経て、東京農業大学に着任し現在に至ります。

筑波大学を受験した時の入試型と、どんな準備をしたか教えてください。

AC入試を受けました。1次は書類選考で、高校時代に学んで考えたことや取り組んだことをしっかり整理して自己推薦書と志望理由書を書き上げました。2次は面接と口述試験で事前に提出した書類に記載した内容について具体的に質問されました。

大学生活は楽しかったですか。また、どんなことに力を入れたかも教えてください。

はい、大学では、自分の学びたいことを学べたことと、様々な考えの人たちと出会えて共に学べたことがとても楽しかったです。
力を入れた活動は学内で農業を実践するサークルの立ち上げに関わったことです。学外で農業を実践するサークルは元々ありましたが、学内のサークルはありませんでした。友人たちと「身近に学びを作りたいね」と話していたことが、サークル立ち上げのきっかけです。今もそのサークルは続いているみたいです。他には、学び続けたいと高いモチベーションを持っている友達がたくさんいたので、みんなで自主的な勉強会も行いました。さらに、筑波大学は社会人との連携講座があり、社会人の方とも知り合いになれたので、そういう方々と一緒に小学校の特別授業や、社会活動にも取り組めたのは貴重な機会でした。多くの尊敬できる人たちに出会えた時期だと思います。
これらの取り組みに共通することは、誰かに認めてもらいたくてやっていたわけではないということです。社会的成果のため以前に、純粋に自分たちの関心のあることを懸命に実践することは貴重な経験でした。

大学(農業活動 とんびくりん)

土壌講座(社会人)@東京都北区

筑坂と大学の学び方の共通点と相違点を教えてください。

共通点は筑坂も大学も自分の関心のあることについて専門的に学ぶことができるところです。普通科では学べないことを筑坂では学ぶことができます。大学では筑坂での学びにより専門性が増したような印象でした。相違点は、大学の学びには基礎学問が重要になるということです。収集した情報やデータを分析し理解しようとするとき、必ずベースにある基礎学問が必要になります。筑坂では応用面が多い分、基礎の自学も大切にしてほしいです。

筑坂の科目群の授業と大学の授業には繋がりがありましたか。

はい、筑坂で学んだことを大学で学術的に深めていく感じだと思いました。筑坂で学んだことがあるからこそ、このことは学問体系的にはこういう位置づけで、社会のこういう問題に繋がっているのだなと派生的に理解できたと思います。従って、筑坂で学んだことは常に活かされていましたし、大学の同級生とは違う目線をもって学ぶことができたと思いますし、同級生たちとの議論に役立ったと考えます。

大学ではどのようなテーマで卒業研究に取り組まれましたか。

「ヒノキ人工林における間伐が土壌呼吸と森林の炭素収支に及ぼす影響」というテーマで研究に取り組みました。大学2年の時に、地元の知り合いの紹介で林業の現場に行く機会がありました。そこで、林業に携わる方々の姿勢に感銘を受けて、こうした方々の役に立つ研究がしたいと思ったことがきっかけでした。それに私の研究の原点である土壌学を結び付けて森林土壌に取り組むことになりました。その際、人が関わる人工林で間伐によって森林全体の炭素収支がどう変化するのかを調べました。間伐とは森林手入れ法の1つで、林木の一部を伐採し立木密度を疎にして森林全体を健康にする方法です。間伐してから1年後、2年後にはどう変化するかを調べるので、学士と修士でこのテーマに取り組みました。

高大連携事業(土壌講座@筑坂)

土壌断面(修士研究)

大学卒業後は就職する人が多い中、大学院に進もうと思ったのはどうしてですか。

筑波大学 生命環境学群 生物資源学類の多くの学生は大学院に進学します。そうした環境もありましたし、何よりも卒業研究で取り組んでいたヒノキ人工林における間伐後の炭素収支の変化について引き続き研究したいという気持ちが強かったからです。

探究へのモチベーションを保つ秘訣を教えてください。

私の場合、人に左右されたくないという気持ちがモチベーションになっているかもしれません。それというのも、東日本大震災に伴う原発の事故の後、家族が分断されていく状況を目の当たりにしたことと、ドイツに留学した際に世界の様々な人の価値観に触れたことで、「これでいいのか」と問いかける姿勢が根付き、探究心の支えになっているように思います。だから、世の中の大きな流れを無条件に信じすぎない姿勢があるように感じます。

留学 ドイツ(フライブルク)

助教として今どのような仕事をされていますか。

私は東京農業大学 地域環境科学部 社会創成科学科で働いています。この学科は2017年に開設された新しい学科で、自然と人間が共生できる持続可能な地域社会の創成に資する人材の育成を目標としています。「農村・都市交流論」、「地域環境政策学」、「環境教育学」という授業と、各種実習やゼミの指導も担当しています。

現在行っている仕事の魅力と、どのように社会貢献をしているかについて教えてください。

はい、まず、教育に携われていることが魅力です。若い人達と議論を交わす機会をもらえることにやりがいを感じます。さらに、研究に携われていることです。研究・調査に関わるなかで、気になる事案が見えてくることがあります。例えば、日本は国土の約7割が森林なのに、木材の多くを外国から輸入しています。

今の仕事で大変なことはどんなことですか。また、それを乗り越えるために心掛けていることを教えてください。

今の仕事だけではなく社会で生きていくなかで、男女差別などを感じ少し辛い思いをすることもあります。そんな時はそのような考え方は良くないと思っている自分の気持ちを表すようにしています。嫌だな、と感じた時にはその場で本人にその意思を伝えています。ドイツに留学した時に、嫌なことを”嫌だ”と伝えないということは「後に問題を残しているだけよ」と言われたことからも、自分より下の世代の人たちに問題を残さないための行動をしているつもりです。

大学や社会で必要な意識や態度はどのようなものですか。大切にしている価値観などがありましたら教えてください。

はい、1つ目は誠実さです。誠実さはどの職業においても必要だと思います。自分をよく見せたくて、誠実さが揺らぎそうになることもありますが、後で自分に跳ね返ってくると思います。
2つ目は慢心しないことです。今はできないけれど、工夫してみようと考えることが大切だと思います。できないことを隠さず認めつつも取り組もうとする姿勢は、今まで私が出会ってきた「すごいな」と思う人たちに共通している気がします。
3つ目は物事に優劣を付けない姿勢です。どのポジションだから偉いとか、どの国出身だから偉いという先入観で物事を判断しないことです。これは自分と向き合う時にも言えることで、ありのままの自分の現実から目をそらさないことが大切だと感じます。自分の現実を見ることは辛いけれど、それに向き合わないと目標を設定することも目標にたどり着くこともできないと思います。先入観で優劣を付けずに状況が良くなるように努力する姿勢を持つことを大切にしたいと思います。

今後の目標やこれからやりたいことについて教えてください。

まず、自分が取り組んでいる研究を高めることが目標です。それくらいでないと現場の人と議論できるレベルになれないと思うからです。現場で毎日試行錯誤しながら課題に取り組んでいる人たちに還元できる研究にしていきたいです。現場の方に頼られる研究者になりたいと思っています。 また、中小企業診断士などの資格も取ってみたいなと考えています。会社がどんな風に動くのかについても学びたいと考えています。そんなにたくさんできないかもしれませんが、一歩一歩進みたいと思います。

林業の研究

現場で頼られる研究者になることが目標だと伺いましたが、それを達成するためにやられていることを教えてください。

はい、まず目標を意識し続けることが大切だと考えています。木材流通や林業について考えるとき、経営学や経済学の学びが重要となります。学び続け、励んでいきたいです。

今回のインタビューを通して、現在の筑坂生に最も伝えたいことを教えてください。

皆さんには自分を大切にしてほしいなと思います。そうすると自ずと他者も大切にできるようになる気がします。みんな同じぐらいの年恰好に見えるけれど、実際は育った所も、出会った友達や先生も、経験してきたこともバラバラです。その中でそれぞれが身に付けて来た価値観は大切にしてほしいと思います。社会には様々な境遇の人たちがいるので、東大の上野先生が伝えていたように、筑坂で得た学びを自分が勝つためではなく、色々な事情から力を発揮できない誰かのために使ってもらえたらと思います。
筑坂での生活が私の原点であったように、皆さんにとっても掛け替えのない貴重な時間になればと感じます。筑坂で見つめた自分の興味関心や価値観を大切に育てて、好きなことに打ち込み、努力を重ねて、それらを楽しんでもらえたらと思います。そして、誰かに未来を照らしてもらうのを待つのではなく、未来を照らす1人になってほしいと思います。筑坂での学びを糧に、私も皆さんとともに頑張りたいと思います。

インタビューを終えて、進路委員の感想

高校在学時から現在に至るまでさまざまな経験をしてきた茂木先輩から話を聞けた、とても貴重な機会でした。先輩がいつも持っている人に価値観を委ねすぎないことや、人に流されずやりたいことをするという考え方は、これから大学進学や就職など生きていく上で大切だと感じました。このインタビューでの経験を、今後の学校生活や自分自身のWILLに生かしていきたいと思います。(3年 高桑)

今回インタビューをさせて頂いて、茂木さんはどんなことにも自分の意志や価値観を曲げずに続けられていることに、とても感銘を受けました。自分の興味関心に向かって学び続ける姿勢が素敵で、私もこんな風に努力していきたいと強く思いました。また、お話を聞いて、筑坂での学びは人生の支えになる部分が大きいことが分かり、今後の筑坂生活での時間はもっと大切にしようと思いました。貴重なお話ありがとうございました。(2年 星野)

今回の茂木先輩へのインタビューを通して、茂木先輩の「自分のやりたいことを人の価値観で変えない」という言葉が最も印象に残っています。茂木先輩の自分の意志を強く持って生きている姿にとても感銘を受けました。自分を大切にして生きることの大切さを改めて感じることができました。今回、茂木先輩のインタビューをさせていただいたことで、今まで私の中にはなかった価値観や視点に出会うことができました。茂木先輩、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。(2年 茂木)

茂木先輩からたくさんのお話を聞かせて頂いて、茂木先輩の誠実さや思いなどを知ることが出来ました。たくさんの人に関わって影響を受けている話が多かったので、私もこれからたくさんの人達と関わって行き、学んでいきたいと思いました。(2年 福田)

茂木先輩のお話の中で他者を認め合いながら勉強できる大切さを知ることができました。それから、たくさんの人との関りを大切にして、その関りの中で学べることが多くあるということを学ぶことができました。私も他者を認め、他者との関りを尊重し、その中から得ることのできる学びを大切にしようと思いました。 (2年 小野)

今の自分の原点は筑坂にあるという言葉が印象的でした。私は、筑坂での学びや経験を無駄にせず将来に活かしたいと思っているので、茂木先輩のお話を聞いて今まで以上に筑坂生活を充実させたいと思うきっかけになりました。茂木先輩、貴重なお話をありがとうございました。(2年 鈴木)

茂木先輩の、人に左右されすぎないという信念を貫きながら活躍されているお話を伺い、自分軸で学び行動することの大切さを学びました。 (3年 谷)

社会問題や進路を考えるとき、自分に問いかけることが必要だということを学びました。
(1年 大林)

「情報消費者」から「情報生産者」になるという言葉が非常に心に残り、その大切さに気付かされました。(1年 浦野)

今回、茂木先輩からお話を聞かせて頂き、自分の好きが将来に繋がる素敵さや、また先輩の行動力の凄さを感じることが出来ました。どんな選択に対しても、自分の好きや自分の意志を貫けるのは難しいと思います。しかし、茂木先輩は進学も現在のお仕事も高校生活で培ってきた学びや興味関心から繋げられていて、私も認められるからではなく、ただこれが好きというものを大切にしていきたいと思いました。貴重なお話をありがとうございました。 (3年 飯塚)

社会課題やSDGsなど、問題点をどのように解決するか、自分なら何ができるのか、筑坂に入学してから考える機会が増えました。そうすると、社会において私の存在意義や価値などについてどうしても思考してしまい、根底にある自分の好きなことや考えなどが反映されにくくなりがちです。確かに課題解決は必要なことで、進んで学んでいます。しかし、もっと自分を大切にして好きなことや楽しいことをやっていきたいと思いました。(2年 工藤)

モチベーションが探究心につながるということが理解できました。自身の興味・関心のあることを限界まで突き止めていく、そんな茂木先輩のお話を聞いてとても感激しました。是非参考にして今後の筑坂生活や人生に活かしていきたいと思います。(3年 石田)