筑坂には幾つかの時間割外科目(所謂、集中講義)が存在しますが、今日から4日間にわたって時間割外科目「総合地球科学入門」の様子をお届けします。
この授業では、例年、黒姫山の麓、野尻湖周辺の長野県上水内郡信濃町をフィールドに地学関係の実習を行なっています。今年度はコロナ禍のため3年ぶりの開催となりましたが、28名の生徒と2名の筑波大学院生が参加してくれました。
今日のメインはなんと言っても野尻湖ナウマンゾウ博物館です。学芸員からは化石発掘の結果から当時の環境を推定する思考の流れや限界、ナウマンゾウを取り巻く現状の知見を教えていただきました。その後は近藤洋一館長による骨学実習の特別講座を受講。本物のナウマンゾウの全体標本を用いて骨格を推測しながら並べ、試料として与えられた化石のスケッチと同定を行ないました。生徒のみんなはこだわりを持って取り組んでくれていました。
お風呂も浴びて、夕食を摂った後は断層のモデル実験と明日行うインタビューの事前準備です。夜までみっちりではありますが、授業だから仕方ない。小麦粉とココアパウダーを使って綺麗なモデル断層が出来上がっていました。
ここには書き切れないくらい盛りだくさんな初日でした。みんなお疲れ様!