2日目の午前中は、シドニー日本人国際学校を訪問しました。本校の中臺先生のファシリテーションで、『カンガルーはなぜ、オーストラリアにいるのか?~ほ乳類の進化と大陸移動~』というテーマのもと、共同授業を実施しました。
この授業は、私たちがこれまでに学んできた生物の変遷、大地の変化やプレートテクトニクスと、生物の進化の驚異的なプロセスを結びつけるものでした。授業はオーストラリアの自然環境や生態系との関連性を持って進められ、カンガルーがいかにその環境に適応して進化してきたのか、そしてオーストラリア固有の動物となったのかを学びました。そのため、午後に世界遺産であるグレーター・ブルーマウンテンズ地域を訪れた際には、私たちはその地域固有の地学的特徴だけでなく、生物の進化や適応に関する知識も一層深めることができました。
この日の研修を通じて、私たちは学校の教室の外で、実際の自然環境や現地の方々との交流から直接学ぶという貴重な経験を得ることができました。進化の驚異や生物の多様性を現地で体感することは、文字通り学びの新しい地平を開いたように感じました。