【授業】総合地球科学入門2024・黒姫高原実習3日目

今年度の黒姫高原実習も後半戦に突入です!
午前は、地層班、ボーリング班、化石班、環境班に4グループに分かれての野外フィールドワークです。

地層班は露頭を観察し、各層の特徴や形状をスケッチしました。
ボーリング班はT字型のパイプを地面に突き刺して、地下の土壌を採取しました。
化石班は、小川に入って5~6万年前の泥炭層から植物化石や昆虫化石を捜索しました。
環境班は野尻湖の水生生物による生態系を考察するためにブルーギル等の魚を採取しました。

午後は持ち帰った試料を分析し、各グループで定めたリサーチクエスチョンに対する考察を検討しました。
プレゼンテーションに向けて、グループメンバー全員がそれぞれの役割の下で準備を進めました。

夕食後は、各グループによる活動成果の発表会!
5分間の英語によるプレゼンテーションをこなし、その後の質疑応答も英語でおこないました。
プレゼの後は、野尻湖ナウマンゾウ博物館の近藤洋一館長に、今回の実習の総まとめとなるご講義をしていただきました。
これまでおこなってきた実習が野尻湖周辺の古環境を理解するためにどのように役に立つのか、今年発生した能登半島地震における地殻変動がどのようなものであったのか、科学という学問の性質や考え方等、近年の最新研究の知見を基に多岐にわたる視点を得ることができたかと思います。

1日の最後はキャンプファイヤー!
大学院生の方々に企画から運営をお任せし、ダンスやレクリエーションを楽しみました。
埼玉県ではなかなか見られない満天の星空の下で、夏の思い出を創れたのではないでしょうか。
明日はいよいよ最終日です!