全国高校生フォーラム(12月15日)では、文部科学省の主導するWWL及びSGHネットワークに参加する高校生が一堂に会し、日頃取り組んでいるグローバルな社会課題の解決方法や提案等をプレゼンテーションするとともに、生徒交流会にてディスカッションを行います。使用言語は基本的に英語です。
本校からは、3年次生の町田小夏さんが Development of Gluten-free Round Bread Made from Rice Flour (米粉を使ったグルテンフリーの丸パンの開発)をテーマとする研究を発表しました。卒業研究として3月から手掛けてきたもので、米粉パンを手近な材料で家庭で作れるレシピを開発、普及することにより、日本の食糧自給率を上げ、小麦によるグルテンアレルギーのある人が安心してパンを食べられる環境の整備に貢献しようとしています。30種類以上の試作を重ねて、ふんわりおいしいパンの焼ける組み合わせを3つ見つけました。
町田さんは前日までポスターの調整や発表練習を行った後、夜、3つのレシピで再度パンを焼き、会場に持参。教育提携を行っている愛媛大学附属高等学校の生徒さんに試食していただき、それぞれの風味や食感についてコメントをいただきました。
ポスター前に「ご自由に~」と置いておいたレシピは、大会終了時にはすべてなくなっていて、今頃、参加した全国の高校生が、それぞれの場所で米粉パンを焼いてくれているかも知れません。
ポスター発表の前には Well-being をテーマに参加生徒で英語でグループディスカッション。考えたことをすべては伝えられないもどかしさはあっても、なんとかそれぞれの観点から意見をまとめて発表し、これからの社会について考えを共有しました。