今年度、本校では新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、様々な対策を進めてまいりました。年度当初からいち早くオンライン授業などを展開できたのは、生徒、保護者の皆様のご協力によるものと感謝申し上げます。首都圏に対して先日まで緊急事態宣言が発出されるなど、予断を許さない状況に変わりはありませんが、感染対策を徹底しながら来月からは通常の日課による授業をはじめることにいたしました。ご家庭におきましても感染症対策についてご協力くださいますようお願い申し上げます。4 月以降の学校運営について、下記の通りご連絡いたします。来年度も引き続き本校教育活動についてご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
1.日課の変更について
本校では来年度から通常の日課を下記のように変更いたします。また、平日の部活動終了時間および生徒完全下校時間を繰り上げます。授業時間は 45 分となります。50 分授業が標準とされていますが、短縮した時間については計画的なオンデマンド課題などにより代替します。45 分授業により放課後の時間が増え、帰宅時間も早まります。生徒の主体的な学習を促す指導などもあわせて実施してまいります。
第1時限 8:45 ~ 9:30
第2時限 9:40 ~ 10:25
第3時限 10:35 ~ 11:20
第4時限 11:30 ~ 12:15
昼 休 み 12:15 ~ 13:00
第5時限 13:00 ~ 13:45
第6時限 13:55 ~ 14:40
清 掃 14:45 ~ 14:55
S H R 14:55 ~ 15:05
第7時限 15:25 ~ 16:10
一般生徒下校時刻 16:30
課外活動部等生徒完全下校時刻 18:00(課外活動部等終了時刻 17:45)
2.整容規定の見直し、制服の標準服化について
本校の整容規定は生徒手帳等に記載の通り規定を設けておりましたが、来年度より以下の通りといたします。
・学校生活にふさわしい服装と容姿を、状況や他者にも配慮して自身で判断すること。
・授業・実習・校外活動の際には担当の教員の指導に従うこと。
本校の教育理念・目標である「Engage today. Empower tomorrow.」を鑑み、主体的に事象を捉え自律した人材育成をおこなうため、自己判断が必要な整容規定を制定しました。これは生徒自身が生活目標である自由・自律・自覚を実現するために必要な考え方、実行の方法を学び、生徒が主体となって自治を成立させるスキルを獲得することを目標としたものです。運用にあたっては、生徒と教員間で学校生活の振り返りをおこなう機会を複数回設け、課題がある場合は自分たちで解決していこうとする姿勢を養っていきたいと思います。
あわせて、以前より試行を重ねてまいりました制服の標準服化についても 4 月から制度化いたします。今後、生徒たち自身、あるいは保護者や地域の方々から課題が指摘された場合は生徒と教員で協議を進め、制度の見直しをおこないます。
生徒が主体的、自律的な生活を送ることができるよう指導してまいりますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
筑波大学附属坂戸高等学校
校長 田村 憲司